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季節のたより

 「暦をめくりながら、暮らしに根付く先人の知恵と自然の恵みに触れましょう」​

 それぞれの季節に美しい名前がつけられた二十四節気や七十二候について、 県内の風物詩を交えながらご紹介します。(随時更新)

日本の暦(国会図書館バナー).png
​👈国立国会図書館HP<日本の暦(歴史、いろいろな暦、暦の中のことば、大小暦クイズ)
二十四節気 オリジナル図 全面色付き.png
                                          市貝
戦場ヶ原                                         芝ざくら公園























​男体山と中禅寺湖                                      霧降高原
二十四節気の日付は目安です
​1/29

立春(りっしゅん)2/4~18ころ

 暦の上ではこの日から春が始まります。まだ寒さは厳しい時期ですが、日差しには微かな力強さが感じられ、梅の蕾が膨らみ始めるなど、水面下で生命が動き出す季節です。古来、立春は一年の始まりとして尊ばれ、新たな気持ちで無病息災を願う日でもありました。厳しい冬を耐え抜いたからこそ感じられる、かすかな春の息吹に耳を澄ませてみませんか。

 

第一候 東風解凍(はるかぜこおりをとく)2/4〜8ころ

 春の訪れを告げる東風(こち)が吹き、冬の間張り詰めていた氷を少しずつ溶かし始める時期です。この「東風」は、春を連れてくる暖かな風の代名詞です。

【生活の知恵】この時期、玄関先に「立春大吉」と書いた紙を貼る風習があります。左右対称の文字が邪気を払うとされ、一年を平穏に過ごすためのお守りになります。

【旬の食べ物】立春大吉豆腐。白い豆腐には「邪気を払う」力があるとされ、立春に食べることで体を清めます。

   旬の魚:伊勢海老(いせえび)、旬の野菜:蕗の薹(ふきのとう)、旬の星:昴(すばる)、季節の楽しみ:初午(はつうま)

 

第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)2/9〜13ころ

 「春告鳥」とも呼ばれるウグイスが、山里で鳴き始める時期です。最初はたどたどしい鳴き声も、次第に美しい「ホーホケキョ」という響きに変わっていきます。

【生活の知恵】まだまだ冷え込む時期ですが、この時期の雨は「春の雨」と呼ばれ、乾燥した大地を潤します。温かい飲み物に生姜を加え、内側から体温を下げない工夫をしましょう。

【旬の食べ物】ふきのとう。雪の下から顔を出す春の使者です。独特の苦味は、冬の間に眠っていた体を目覚めさせてくれます。

   旬の魚:あおやぎ(正式名バイガイ)、旬の野菜:小松菜、旬の果物:伊予柑(いよかん)、季節の楽しみ:うぐいす餅

 

第三候 魚上氷(うおこおりをいずる)2/14〜18ころ

割れた氷の間から、魚が跳ね上がる様子を表しています。水温が上がり、生き物たちが活発に動き出すサインです。

【生活の知恵】春の気配を感じたら、少しずつ春物の服を準備し始めましょう。首元を温めるストールを明るい色に変えるだけで、心にも春が舞い込みます。

【旬の食べ物】春告魚(はるつげうお)。主にメバルやニシンを指します。特にメバルは煮付けにすると絶品で、淡白ながらも上品な脂の乗りが楽しめます。

   旬の魚:いとより、旬の野菜:高菜(たかな)、旬の星:シリウス、季節の楽しみ:桃の節句

2月 あそ雛まつり(栃木市提供).png
あそ雛まつり(栃木市)
 巴波川(うずまきがわ)周辺を舞台にした風情ある雛祭りです。最大の見どころは、色鮮やかな雛人形を乗せた小舟が川を進む「流し雛」で、蔵の街の景観と相まって江戸情緒を感じさせます。展示や体験イベントも豊富で、春の訪れを優雅に楽しめる栃木市を代表する催しです。(写真:栃木市提供)
2月 今市花市(日光旅ナビ提供).jpg

今市花市

 現在は2/11建国記念の日に開催される江戸時代から続く伝統ある行事です。縁起物のダルマや黄鮒、春を待つ花木や苗木を売る露店がずらりと並び、多くの人で賑わう活気ある光景は、厳しい冬の終わりと春の訪れを告げる今市の風物詩です。地元グルメを楽しみながら「福」を探しに出かけませんか。(写真:日光旅ナビ提供)

大寒(だいかん)1/20~2/3ころ

 一年で最も寒さが厳しくなる時期です。万物が凍りつくような冷気が漂いますが、この時期の「寒(かん)」を利用した「寒造り」の酒や味噌、凍み豆腐などは、雑菌が少なく、深い味わいを生むと珍重されてきました。厳しい寒さの先に、確かな春の足音を感じる準備期間でもあります。寒さに耐え忍ぶことで、生命の芯がより強く、温かく育まれていく、静寂と力強さが同居する季節です。

 

初候 款冬華(ふきのはな さく)1/20~1/24ころ

 地表を覆う厚い霜を押し除けるようにして、蕗のノド(蕗の母)が顔を出し始めます。雪の下でひっそりと、しかし力強く春の準備を整えている生命の輝きを感じる頃です。昔の人は、雪の中からわずかにのぞく蕗の薹(ふきのとう)を見つけると、「春の使いが来た」と喜びました。独特の苦味は、冬の間に眠っていた体を目覚めさせる「春の薬」として、家族の食卓を明るく彩ったそうです。

 旬の魚:鰤(ぶり)

 旬の野菜:百合根(ゆりね)

 旬の果物:蜜柑(みかん)

 

次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)1/25~29日ころ

 沢の水が厚く凍りつき、氷が最も硬くなる時期です。冷気は極まり、自然界は深い眠りについたかのように静まり返ります。この極寒を利用して作られるのが「寒紅(かんべに)」です。寒中に紅花から抽出された紅は、最も発色が良く、魔除けの意味も込められていました。凍てつく寒さの中で職人が水仕事に励み、女性の唇を美しく彩る鮮やかな赤を生み出す姿には、人の手仕事の温もりを感じます。

 旬の魚:本鮪(ほんまぐろ)、公魚(わかさぎ)

 旬の野菜:芽キャベツ

 

末候:鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす)1/30~2/3ころ

 立春を目前に控え、日が徐々に長くなるのを感じ取った鶏が、卵を産み始める頃です。寒さはまだ厳しいものの、生き物たちは確実に春の気配を感じ、次の世代へと命を繋ぎ始めます。大寒の日に産まれた卵は「大寒卵」と呼ばれ、食べると一年間健康に過ごせ、金運も上がると言われる縁起物です。厳しい寒さに負けず産み落とされた卵の濃い黄色は、まるで小さな太陽のよう。家族で分け合い、春を待つ力にする習慣は今も愛されています。

  旬の魚:真鯛(まだい)

  旬の野菜:セロリ、牛蒡(ごぼう)

  季節の楽しみ:節分(せつぶん)

2月 大前神社の節分(大前神社提供).jpg
大前神社
大節分祭・節分講社祭 2/3
 開運招福と厄除けを願う伝統行事で、境内は多くの参拝客の熱気に包まれます。日本一のえびす様に見守られながら、一年の無病息災を祈る活気ある神事となっています。(写真:大前神社提供)

古峯神社

  節分祭追儺式2/3

​ 別名「天狗の社」とも呼ばれる古峯神社は、圧倒的な数の天狗に囲まれた神秘的なパワースポットです。修行を積んだ「天狗」が威風堂々と境内を練り歩き、邪気を祓います。神事の後は拝殿から「福は内」の掛け声とともに豪快な豆まきが行われ、多くの参拝客で賑わいます。御祭神の使いとされる天狗の霊力によって、一年の厄災を退け、人々の幸福と開運を祈願する力強い神事です。(写真:古峯神社提供)

鬼怒川温泉 招福鬼まつり

​2/1~2/28

 節分に合わせた恒例行事で、一般的な「鬼は外」ではなく、地名にちなみ「鬼は内、福は内」と唱えるのが最大の特徴です。大笹原神社での神事のほか、鬼怒川温泉駅前では赤鬼・青鬼との記念撮影や、豪華賞品が当たる「がらまき(豆まき)」が行われ、多くの観光客でにぎわいます。厄を払い、福を招く温かな雰囲気の冬の風物詩です。

(写真:日光市観光協会提供)

小寒(しょうかん)1/6~1/19ころ

 「寒の入り」とも呼ばれ、いよいよ寒さが本格的になる時期です。この日から節分までの期間を「寒中」と言い、寒中見舞いを出したり、厳しい寒さに耐える「寒稽古」が行われたりします。また、小寒の朝には「小豆粥」を食べて無病息災を願う風習があり、赤い小豆の色が厄を払い、冷えた体を芯から温めてくれるという、先人の優しい知恵が込められています。

 

初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)1/6〜9日ころ

 冷たい水辺で芹(せり)がすくすくと育つ時期です。芹は春の七草の一つで、厳しい冬の寒さの中でいち早く芽を出すことから、強い生命力の象徴とされてきました。 この時期の心温まる行事といえば「七草粥」です。お正月のご馳走で疲れた胃を労わり、青々とした芹の香りで春の訪れを一足先に感じながら、家族の健康を祈るひとときは、冬の朝の穏やかな幸せを感じさせてくれます。

  旬の魚:笠子(かさご)、ムール貝

  旬の野菜:蕪(かぶ)

  季節の楽しみ:七草粥(ななくさがゆ)

 

次候:水泉動(しみずあたたかきをなす)1/10〜14ころ

 地上の空気はまだ凍てつく寒さですが、地中深くでは凍っていた泉の氷が解け、水が動き始める時期です。目には見えなくても、自然界では着実に春への準備が始まっていることを教えてくれます。 この時期、寒さが厳しいほど水が澄み切るため、昔の人はこの水で酒や醤油を仕込む「寒造り」を大切にしました。目に見えない場所での「芽生え」を慈しむ、日本人の繊細な感性が光る季節です。

  旬の魚:蜆(しじみ)、鯉(こい)

  旬の野菜:ブロッコリー

  季節の楽しみ:鏡開き

 

末候:雉始雊(きじはじめてなく)1/15〜19ころ

 山の中で雄の雉(きじ)が「ケーン、ケーン」と鳴き始める時期です。これは求愛の合図であり、凍えるような寒さの中でも、生命は次の世代へとバトンをつなごうとしています。雉は、農耕地、河川敷などを好み、地上を歩いて移動することが多いため、よく見かける日本の国鳥です。

  旬の魚:鱈(たら)

  旬の野菜:水菜(みずな)

  旬の星座:オリオン座

1月 生子神社日の出祭り_献饌祭(鹿沼市観光協会提供).jpg

生子神社 日の出祭り 1/11

 天文18年(1549)に氏子の子が天然痘で死去し、境内に身を清め42種の供物を神前に供えて子供の蘇生を祈ったところ三日後に息を吹き返したという言われが「日の出祭り」の始まりで、日の出前に氏子一同が神社に参集し、42種の供物を神前に供えた後に弓取り式の神事を行います。鹿沼市の無形民俗文化財に指定されました。(写真:鹿沼市観光協会提供)

冬至(とうじ)12/22~1/6ころ

 冬至は、一年で最も昼が短く、夜が長い日です。この日を境に太陽の力が再び強くなることから、古くから「一陽来復」といって、悪いことが去り、幸運が巡ってくる節目の日とされてきました。風邪を引かずに新年を迎えるため、かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする習わしがあります。厳しい寒さはこれからですが、春の訪れに向けて少しずつ日が長くなるのを感じるようになります。

 

乃東枯(なつかれくさかるる)(12月22日〜25日頃)

「乃東(だいとう)」とは夏に枯れることから名がついたウツボグサという薬草のことで、「枯るる」は枯れてしまうという意味です。夏至の頃に咲き、夏が来ると枯れてしまうウツボグサが、冬至の頃に地上部が完全に枯れる様子を表しています。植物の生命活動が最も衰え、冬の静けさが際立つ時季です。自然界のサイクルが感じられ、次の春へのエネルギーを蓄えているかのように思える候です。

  旬の魚:河豚(ふぐ)

  旬の野菜:蓮根(れんこん)

  旬の果物:柚子(ゆず)

 

麋角解(さわしかのつのおつる)(12月26日〜30日頃)

「麋(さわしか)」とは、大鹿(オオジカ)の一種であるヘラジカやトナカイを指します。冬至の後のこの時期、成長した雄の鹿の角が自然と根元から抜け落ちる様子を表しています。この習性から、鹿の角の生え変わりは、冬の盛りが近づいていることを示唆しています。自然界では力強い再生のサイクルが繰り返されています。

  旬の魚:鮟鱇(あんこう)

  旬の野菜:黒豆(くろまめ)

  旬の野菜:海老芋(えびいも)

 

雪下出麦(ゆきしたむぎいづる)(12月31日〜1月4日頃)

厳しい寒さが続く頃ですが、雪の下で春を待つ麦の芽が少しずつ顔を出し始める様子を表しています。雪に覆われていても、麦は寒さに耐え、しっかりと根を張って成長を始めています。この候は、春の兆しを微かに感じさせる、希望に満ちた季節の知らせです。年の瀬から新年を迎え、寒さの中に秘められた生命力を感じる時季です。

  旬の魚:甘海老(あまえび)

  旬の果物:金柑(きんかん)

      旬の野菜:慈姑(くわい)

1月 モビリティリゾートもてぎ 花火.jpg
New Year HANABI
(モビリティリゾートもてぎ)
 新年の幕開けを祝う「劇場型花火」が2年ぶりに開催されます!視界いっぱいに広がる菊屋小幡花火店の芸術玉と、音楽がシンクロする大迫力の演出は必見。 澄み切った冬の夜空、サーキットの特等席で特別な時間を過ごしませんか。昼はアトラクション、夜は感動の花火で、最高の一年をスタートしましょう!
「PHOTO:金武写真事務所」

大雪(たいせつ)12/7~12/21ころ

 大雪とは、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る時期で、その字のごとく大雪(おおゆき)になる地域もあります。「冬将軍」「シベリア寒気団」「真冬並みの寒さ」など、様々な言葉で表現されるこの頃は、寒気団がシベリア方面から到来し、日本海側には降雪をもたらし、太平洋側では乾燥した冷たい空っ風が吹き荒れます。余談ですが、「冬将軍」とは、ナポレオンがロシアを侵攻しようとした際に厳寒が原因で敗戦した際に、イギリスの新聞が「ロシアの冬将軍にナポレオンが敗れた」と表現したことに由来します。冬将軍に負けないよう、しっかりと防寒の備えをしておきましょう。

 

初侯 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)12月7日頃~11日頃

 空が空が閉ざされ本格的な冬になるという意味で、重たい冬の雲が空をふさいでいるかのような、真冬の空のイメージです。

  旬の魚:金目鯛(きんめだい)

  旬の野菜:白菜(はくさい)、大根(だいこん)

 

次侯 熊蟄穴(くまあなにこもる)12月12日頃~16日頃

 熊が穴に入って冬ごもりを始める頃ですが、熊の冬眠は「浅い眠り」で特殊だそうです。リスなどの小型動物は体温を外気温近くまで下げ(約5℃以下)、ほとんど動かない「深い冬眠」に入りますが、クマは体温の下降が緩やかで(約31〜35℃)、刺激があれば覚醒しやすい「浅い眠り(冬ごもり)」で、飲まず食わず、排泄もせずに数か月間を過ごしながらも、メスは冬眠中に子を産み授乳するといいます。一刻も早く熊騒動が静まることを願います。山で静かに眠り、人里から遠ざかってくれることを心から祈るばかりです。

  旬の魚:海鼠(なまこ)

  旬の野菜:春菊(しゅんぎく)、チョロギ(草石蚕、甘露子とも書く)

 

末侯:鱖魚群(さけのうおむらがる)12月17日頃~21日頃

 鮭が群がって川をさかのぼっていく頃です。川で産まれた鮭は、海を回遊し、産卵のため生まれ故郷の川に戻ります。各地で「歳の市」が行われ、正月用品や縁起物が売られます。浅草寺で毎年12月17日・18日・19日に開催される「羽子板市」が有名ですね。

生き物が冬眠に入り、2月初旬の啓蟄(けいちつ)の頃に活動し始めます。当然ながら人間も活力が落ち気味になりがちです。年末の忙しさも加わり体調を崩しやすくなるので、体調管理をして年末のラストスパートに備えましょう。

  旬の魚:鱈場蟹(たらばがに)、鮃(ひらめ)

  旬の野菜:三葉(みつば)

小雪(しょうせつ)11/22~12/6ころ

 北国から初雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだそうです。次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきましょう。

 小雪の次は、山の峰に雪がかぶり平地でも雪が降りだす頃の「大雪」となります。

 

初侯:虹蔵不見(にじかくれてみえず)11月22日頃~26日頃

 「虹蔵不見」の「蔵」には潜むという意味があり、虹が見られなくなる頃です。冬の日差しが弱まり、虹が出たとしても薄くすぐに消えてしまいます。特に関東地方では、雨が少なく空気も乾燥するため、虹を見ることはまずありません。

 旬の魚:柳葉魚(ししゃも)、喜知次(きちじ)=キンキ

 旬の野菜:大豆

 

次侯:朔風払葉(きたかぜ このはをはらう)11月27日頃~12月1日頃

 「朔風」とは北風のことで、木枯らしが木の葉を吹き払う頃です。木枯らしが吹くたびに木々の葉が散ってしまいます。落ち葉掃きも一苦労ですね。

 旬の魚:ずわい蟹

 旬の野菜:椎茸(しいたけ)

 旬の果物:檸檬(れもん)

末侯:橘始黄(たちばな はじめて きばむ)12月2日頃~6日頃

 橘の実が黄色く色づき始める頃。橘とは柑橘のことで、古くから日本に自生していました。常緑植物であることから「永遠」を意味するとされ、文化の永久性に通じることから、文化勲章のデザインにも採用されています。

 旬の魚:鰰(はたはた)

 旬の野菜:ほうれんそう

​ 旬の食べ物:海苔(のり)

11月 さのあかり(ポスター).png
さのあかり(佐野市)
唐澤山神社の灯篭や参道が幻想的な光で彩られ、歴史ある城跡の石垣や樹々が光と音に包まれます。11/22.23.24、11/29.30 16:00~20:00
​(写真:ポスターより)
11月 かぬまシウマイ博覧会 ポスター.jpeg.jpg
かぬまシウマイ博覧会
(鹿沼市)
 崎陽軒 初代社長 野並茂吉氏のふるさとという縁で、鹿沼商工会議所が取り組むイベントです。約10 軒が出展予定で、「日本一大きな蒸し器⁉」木工のまち鹿沼ならでは、大きな木製の蒸し器も登場予定です。(写真:ポスターより)
11/22
12月 宇都宮シクロクロス(宇都宮市役所提供)クレジット貼付.jpg
​宇都宮シクロクロス2025
12/6(土)、7(日)に道の駅うつのみや ろまんちっく村で開催!オフロードの周回コースで、障害物を乗り越える熱い自転車レースです。多彩な付帯イベントもあり、観戦も楽しめます。UCIレースも実施される国内トップクラスの大会です。(写真:宇都宮市役所提供)
「©︎Nobumichi KOMORI/Setsuna LLC/UtsunomiyaCyclocross」

立冬(りっとう)11/7~11/21ころ

 冬がはじまり、木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが届くようになります。「木枯らし」の名の通り、吹くたびに葉を落とし、まるで木を枯らしてしまうように見えることからそう呼ばれています。西高東低の冬型の気圧配置になってから、風速8m以上の北寄りの風が吹くと「木枯らし1号」と発表されます。

初候

山茶始開(つばきはじめてひらく) 11月7日〜11月11日頃

よみは「つばき」ですが、山茶花「さざんか」が咲き始める頃。(サザンカとツバキはとても似ています。)冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はよりいっそう目立ちながら、綺麗に咲きほこります。

 旬の魚:帆立貝(ほたてがい)

 旬の野菜:葱(ねぎ)

 旬の果物:西洋梨(せいようなし)

 

次候 

地始凍(ちはじめてこおる)11月12日〜11月16日頃

冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめます。朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。夜は冷え込みがいっそう厳しくなります。

 旬の魚:牡蠣(かき)

 旬の野菜:銀杏(ぎんなん)

 旬の果物:柿(かき)

 旬の行事:七五三(しちごさん)数えの歳で、男の子は3歳5歳、女の子は3歳7歳の時に、各地の神社にお参りします。千歳飴は親が子どもの長寿を願っていることから、長くなりました。

末候

金盞香(きんせんかさく)11月17日〜11月21日頃

ここでいう金盞は黄金の杯 (さかずき) のことで、6枚の花びらの真ん中に黄色い冠のような副花冠をもつ水仙の異名です。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。水仙の開花時期は冬の時期なので「雪中花」という別名もあります。水仙は上品な香りとその凛とした佇まいから、お正月の花や茶花としても人気です。

 旬の魚:甘鯛(あまだい)

 旬の野菜:山芋(やまいも)、カリフラワー

11月 足利学校「釋奠」 足利学校提供.JPG
釋奠(せきてん)史跡足利学校
「釋奠(足利市指定民俗文化財)」は史跡足利学校で毎年11月23日に開催され、儒学の祖・孔子とその高弟を祀る儀式で「供え物を置く」という意味があります。儒学が盛んだった江戸時代に全国的に広まりましたが、現在は足利学校のほか湯島聖堂(東京)や日新館(会津)など数ヶ所だけに残っている大変珍しい行事です。
(写真:史跡足利学校提供)

霜降(そうこう)10/24~11/7ころ

    秋が深まり、朝霜が降りる頃。もみじや蔦は紅葉し、農作物の収穫も行われます。朝晩は冷え込み、人々や動物たちの冬仕度がはじまります。

ひとつ前の節気は「寒露」で、寒くても凍っていない露(つゆ)でしたが、霜降では凍って霜になるのです。わずかな違いですが、一歩一歩冬が近づいて、次は「立冬」になります。

 

初候

霜始降(しもはじめてふる) 10月23日〜10月27日頃

霜がはじめて降りる頃。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいます。

  旬の魚:鮭

  旬の野菜:占地(しめじ)

  旬の果物:胡桃(くるみ)

  季節の楽しみ:新蕎麦

 

次候 

霎時施(こさめときどきふる)10月28日〜11月1日頃

ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。通り雨を「時雨(しぐれ)」といい、しぐれる日は寒い日がほとんどで、雨に濡れると体があっという間に冷えてしまいます。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれています。

 旬の魚:喉黒(のどぐろ)

 旬の野菜:薩摩芋(さつまいも)

 旬の果物:林檎(りんご)

  季節の楽しみ:食用菊

 

末候 

楓蔦黄(もみじつたきばむ)11月2日〜11月6日頃

楓(かえで)や蔦(つた)が色づいてくる頃。晩秋の山々は赤や黄に彩られ、紅葉狩りの季節です。葉が赤色に変わることを「紅葉」、銀杏のように黄色に変わることを「黄葉」、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」と表現します。

  旬の魚:旗魚(かじき)、鯔(ぼら)

  旬の野菜:人参

寒露(かんろ)10/8~10/23ころ

    寒露とは、夜が長くなり、草木に冷たい露が降りる時期という意味で、朝晩はぐっと冷え込みを感じるようになりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。実りの秋の収穫も盛りになり、山々からは紅葉のたよりが聞かれるようになります。夜空を見上げれば、より美しくきれいに輝く月が見られます。

 

初候

鴻雁来(こうがんきたる)10月8日〜10月12日ころ

ツバメと入れ違いに雁が北から渡ってくる頃。雁は日本で冬を過ごし、暖かい春になるとシベリアの方へ帰っていきます。スポーツの秋!気候がよく、スポーツに親しむには絶好の季節です。この日にスポーツに関するイベントも多いので、体を動かしてみてはいかがでしょう。

 旬の魚:北寄貝

 旬の野菜:零余子(むかご)

 旬の果物:木通(あけび)

 

次候 

菊花開(きくのはなひらく)10月13日〜10月17日ころ

菊の花がさく頃。各地で、菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。菊には不老長寿の薬効があるとされ、旧暦9月9日の重陽の節句には、菊の花を酒に浮かべた菊花酒を飲む風習がありました。

 旬の野菜:小豆、滑子(なめこ)

 旬の果物:柘榴(ざくろ)

 

末候 

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)10月18日〜10月22日ころ

蟋蟀が戸口でなく頃。この候の蟋蟀は、夏から冬にかけて見られ、鈴のような音色を響かせるツヅレサセコオロギだと言われています。

 旬の魚:魳(かます)

 旬の野菜:青梗菜(ちんげんさい)

 旬の果物:栗

秋分  9/23~10/7ころ

9/22

 秋分(しゅうぶん)とは、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことで、どちらも極楽浄土に繋がる時期として彼岸というお墓参りをする習慣があります。秋分の日は特にその色が濃く、戦前まで歴代天皇と皇族の霊を祀る「秋季皇霊祭」が行われ、戦後から「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として制定されました。

 対して春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として制定されたため、同じ国民の祝日でも背景が異なることがわかります。

 昔から「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があり、昼が長く暑い夏を超え、秋分の候になると暑さもかなり和らぎ、秋が深まっていきます。

 

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)9月23日~27日ころ

 夏の間に鳴り響いた雷が収まるころを指します。春分に鳴り始め、秋分に収まる雷、それは稲が育っていく時期と重なることから、昔の人は稲妻が稲を実らせると考えました。

 

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)9月28日〜10月2日ころ

 夏が終わり、外で活動していた虫たちは寒さの到来を察知して、冬ごもりの支度を始めます。春の啓蟄の初候「蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)」まで、約半年間も土の中で静かに待ちます。

 

水始涸(みずはじめてかるる)10月3日〜10月7日ころ

 田んぼの水を抜き、稲穂の刈り入れを始める頃となります。収穫の秋まっただなかで、大忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風がなびく風景はとても美しいです。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は作者不明ですが、稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人も学問や徳が深まるにつれ謙虚になることを表した重みのある諺です。

白露(はくろ)9/7~9/22ころ

 日中は相変わらず暑さが続いていますが、「白露」とは、大気が冷えてきて、植物にも露が出て、葉の緑が白く輝くように見え始める頃で、秋の気配を感じられるようになる時期を指します。湿度を含んだ空気が冷気に触れてできる水滴は、朝晩の気温が低くなっている証拠です。

 

草露白 (くさのつゆしろし) 9月7日~9月11日ころ

二十四節気名と表現が重なるほど、この季節を象徴する自然現象で、野の草に降りた朝露が白く光って見えるようになります。露は、夏から秋への季節の変わり目など、朝晩の気温が下がる日によく見られ、秋の季語にもなっています。

  旬の魚:秋刀魚(さんま)

  旬の野菜:南瓜(かぼちゃ)

  旬の果物:桃

鶺鴒鳴 (せきれいなく) 9月12日~9月16日ころ

セキレイを知らなくても、「チチッチチッ」と鈴のような高い声に聞き覚えがあるのではないでしょうか。水辺を好みますが、軒下にも巣を作る身近な存在です。

  旬の魚:間八(かんぱち)

  旬の果物:葡萄(ぶどう)

玄鳥去(つばめさる) 9月17日~9月21日ころ

春先にやってきたツバメが帰り始める頃となりました。子育てを終えたツバメは、季節の移り変わりとともに暖かい南の地域へと旅立っていきます。暖かくなった春先(「玄鳥至(つばめきたる)4/4~4/8」にはまたツバメが日本へと戻ってくるので、それまでしばしのお別れです。

  旬の魚:舌平目(したびらめ)

  旬の野菜:葉唐辛子

  旬の果物:梨

処暑(しょしょ)8/23~9/7ころ

 処暑とは、暑さが止むと言う意味です。朝夕には涼しい風が吹き、穀物が実り始め、心地よい虫の声が聞こえてきます。例年より残暑が続く予報ですが、「処暑」を意識すると、外の風や虫の声に気づき、自然の変化や暮らしの工夫、旬の食べ物を通じて、季節の変化を感じたいものですね。

 「二百十日」(およそ9月1日)は農家の三大厄日のひとつで、昔は、立春から数えて210日目に台風が来る確率が高いとして警戒していました。また、9月1日は「防災の日」です。1923年9月1日に発生した関東大震災の慰霊とともに、災害に備え、地域の避難訓練に参加したり防災用品の点検などをしたりしてはいかがでしょうか。

 

綿柎開(わたのはなしべひらく) 8月23日〜8月27日ころ

綿を包む柎(がく)が開き始める頃。クリーム色の花が咲いたあとに実がはじけて、中から白いふわふわした綿毛が飛び出してきます。

  旬の魚:平政

  旬の野菜:パプリカ

  季節の花:木槿(むくげ)

 

天地始粛(てんちはじめてさむし) 8月28日〜9月2日ころ

ようやく暑さが静まる頃。秋が近づき虫の音も次第に大きくなりますが、日中はまだまだ暑く夏の気候が続きます。

  旬の魚:鯣烏賊(するめいか)

  旬の魚:鯊(はぜ)

  旬の果物:無花果(いちじく)

 

禾乃登(こくものすなわちみのる) 9月3日〜9月7日ころ

稲穂が膨らんで黄金色になる頃。「禾」の文字は、植物の穂の形からきていて、豊かな実りを象徴しています。

  旬の魚:鰯(いわし)

  旬の野菜:茄子

  旬の果物:酢橘(すだち)

  季節の楽しみ:秋の七草

立秋(りっしゅう)8/7~8/22ころ

 立秋から立冬の前日までが秋となりますが、実際は一年で一番暑い頃となります。お盆明ければ、涼しい風がすっと吹いたり、夕方にヒグラシが鳴くのを耳にしたりするなど、秋の気配が少しずつ漂ってきます。暑い夏がいつまでも続くように思えても、少しずつ季節は変わっていきます。

 多くの地域で立秋の期間にお盆を迎えます。宗教的な行事が多く行われ、県内各地のお盆祭りもこの時期に催されます。ちなみに、盆踊りは、念仏踊りが民間習俗と交わって形を変えたものだとされています。

 夏の疲れが出てくるころです。大切な人に体調を気づかうメッセージを添えて、「残暑見舞い」を送ってみてはいかがでしょうか。

「涼風至」(すずかぜいたる)8月7日〜8月11日ころ

 最高気温を更新する日々が続いていますが、暦の上では立秋となり、夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめ、太陽も日射しを和らげ、虫たちの音色も涼しさを運んでくれるようになります。

  旬の魚:皮剥(かわはぎ)

  旬の野菜:西瓜、オクラ

 

「寒蝉鳴」(ひぐらしなく)8月12日〜8月16日ころ

「カナカナカナ、、、、」と、夏の終わりを告げるかのように、ヒグラシが日の出前や日没後によく鳴くようになり、夏を惜しんでいるかのようで哀愁を感じます。蝉の多くは夏の季語ですが、ヒグラシ(蜩)とツクツクボウシ(法師蝉)は秋の季語です。

  旬の魚:いなだ(鰤の若魚)

  旬の野菜:冬瓜(名前に冬がつくのは切らずに冷暗所で保存すれば冬までもつため)

   季節の花:向日葵

 

「蒙霧升降」(ふかききりまとう)8月17日〜8月22日ころ

 朝夕のひんやりとした心地よい空気の中、深い霧が幻想的な風景をつくりだします。

  旬の魚:鯒(こち、牛尾魚)

  旬の野菜:玉蜀黍(トウモロコシ)

  旬の果物:臭橙(かぼす)

大暑(たいしょ)7/22~8/6ころ

 大暑とは、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。体力を保つために鰻を食べる「土用の丑」や、各地でのお祭り、花火大会もこの期間にたくさん行われ、夏の風物詩が目白押しです。

「桐始結花」(きりはじめてはなをむすぶ)7/22~26ころ

 古来、桐は神聖な木とされ、現在も日本国政府の紋章として使用されています。盛夏を迎える頃には、卵形の実を結びます。 

​ 旬の魚:鰻(うなぎ)、旬の野菜:枝豆、ピーマン、​

「土潤溽暑」(つちうるおうてむしあつし)7/27~8/1ころ

 熱気がまとわりつく蒸し暑さ。昔であれば、冷たいものを食したり、打ち水などでしのいできましたが、命の危険にさらされるほど強くなってきています。木や草花も辛そうです。

 旬の魚:小はだ、旬の野菜:苦瓜(にがうり)、旬の花:白粉花(おしろいばな)

「大雨時行」(たいうときどきにふる)8/2~6ころ

 夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。

 旬の魚:穴子(あなご)、旬の野菜:トマト、胡瓜(きゅうり)

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