一般財団法人
栃木県教育福祉振興会
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5/15
小満(しょうまん)5/21〜6/4ころ
万物が次第に成長して、一定の大きさに達する(満ち始める)時期。「小いさな満足」という名の通り、秋に蒔いた麦の穂が育ち、農家がほっと胸をなでおろす季節です。陽光はいっそう強まり、あらゆる生命が輝きを放ちながら、梅雨入り前の黄金色に輝く「麦秋(ばくしゅう)」へと向かいます。
第一候 蚕起食桑(かいこおきてくわをくらう) 5/21〜25ころ
卵からかえった蚕(かいこ)が、桑の葉を盛んに食べ始める時期です。「パチパチ」と雨のような音を立てて葉を食べる姿は、養蚕が盛んだった地域では初夏の風物詩でした。命を紡ぐための力強い鼓動が、静かな村々に響き渡ります。
【生活の知恵】「衣替えの準備」 本格的な夏を前に、冬物を片付け、夏服の風通しをするのに最適な時期です。湿度が上がる前に、クローゼットの整理をして、軽やかな装いへとシフトしましょう。
【旬の食べ物】そら豆 さやが空を向いて育つことから名付けられた、この時期の主役。植物性タンパク質やビタミンが豊富で、初夏の疲れを癒やしてくれます。塩茹でや焼きそら豆で、素材の甘みを楽しみましょう。
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旬の魚: アジ、トビウオ
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旬の野菜: さやえんどう、新じゃが
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旬の果物: さくらんぼ(佐藤錦など)
第二候 紅花栄(べにばなさかう) 5/26〜30ころ
一面に咲き誇る紅花が、野山を鮮やかな黄色から赤色へと染め上げる時期です。古来より染料や化粧品として重宝されてきた紅花は、初夏の強い光を浴びてその色彩を深めます。移ろう季節の色彩美が、目を楽しませてくれる頃です。
【生活の知恵】「冷え対策と巡り」 暑い日が増えますが、冷たい飲み物の摂りすぎには注意。初夏は意外と体が冷えやすいため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、血行を促進して自律神経を整えましょう。
【旬の食べ物】初鰹(はつがつお) 勢いよく北上してくる鰹は、江戸っ子が「女房を質に入れても」と食した初夏の象徴。さっぱりとした赤身をポン酢や生姜でいただけば、夏に向けたエネルギーが体に満ちていきます。
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旬の魚: イサキ、マゴチ
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旬の野菜: ラッキョウ、にんにくの芽
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旬の花: 花菖蒲(はなしょうぶ)、ベニバナ
第三候 麦秋至(むぎのときいたる) 5/31〜6/4ころ
麦が熟し、収穫の時期を迎える「麦の秋」です。初夏なのに「秋」と呼ぶのは、麦にとっての収穫期を指すため。黄金色に波打つ麦畑を「麦嵐」が吹き抜け、来るべき田植えの季節へのバトンタッチを告げます。
【生活の知恵】「梅雨への備え」 間もなくやってくる長雨の季節に備え、雨具の点検や、住まいの湿気対策(除湿剤の用意など)を行いましょう。晴れ間のうちに大物洗いを済ませておくのも、この時期を快適に過ごすコツです。
【旬の食べ物】アスパラガス 太陽をたっぷり浴びて伸びるアスパラガスは、疲労回復に効く「アスパラギン酸」の宝庫。グリルや天ぷらにして、シャキッとした食感と初夏のエネルギーを丸ごと取り入れましょう。
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旬の魚: キス、スズキ
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旬の野菜: ヤングコーン、ズッキーニ
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旬の花: 梔子(くちなし)、紫陽花(あじさい)
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季節の楽しみ: 衣替え(6/1)、薪能、ホタル観賞

立夏(りっか)5/5〜5/20ころ
暦の上で夏が始まる日。「夏が立つ」と書く通り、春の穏やかさから、陽光が輝きを増す快活な季節への移り変わりを指します。野山は「夏木立」となり、木々の葉が一段と濃い緑へと変わります。爽やかな風が吹き抜け、一年で最も過ごしやすい黄金の季節の到来です。
第一候 蛙始鳴(かわずはじめてなく) 5/5〜9ころ
冬眠から目覚めた蛙たちが、田んぼや水辺で元気よく鳴き始める時期です。その鳴き声は、田植えを終えたばかりの里山に響く「夏のプロローグ」。命の賑わいが水辺から溢れ出し、自然界全体が活気づきます。
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【生活の知恵】「五月晴れを楽しむ」 湿度が低く、清々しい晴天が多い時期。適度な日光浴は、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促します。朝の光を浴びながらの散策で、心身をリフレッシュしましょう。
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【旬の食べ物】初鰹(はつがつお) 黒潮に乗って北上してくる初鰹は、立夏の象徴。脂が少なくさっぱりとした味わいが特徴で、タタキにして薬味をたっぷりと添えれば、夏に向けたスタミナ源となります。
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旬の魚: メバル、マダイ
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旬の野菜: 空豆(そらまめ)、アスパラガス
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旬の果物: 苺(いちご ※露地栽培の最盛期)
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第二候 蚯蚓出(みみずいづる) 5/10〜14ころ
冬の間、土の中にいた蚯蚓(みみず)が地上に姿を現す時期です。見た目は地味ですが、土を耕し肥沃にしてくれる「自然の耕作者」。大地が十分に温まり、植物を育む力が最高潮に達したことを教えてくれます。
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【生活の知恵】「紫外線対策の開始」 夏本番前ですが、5月の紫外線は非常に強力。まだ体が暑さに慣れていない時期のため、帽子や日傘を使いつつ、早めの水分補給を心がけて「ゆるやかな暑熱順化」を始めましょう。
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【旬の食べ物】空豆(そらまめ) 「空に向かって実る」ことから名付けられた、この時期の代表。鮮度が命の野菜です。カリウムが豊富で、体内の余分な熱や水分を排出してくれるため、むくみ防止にも役立ちます。
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旬の魚: シマアジ、イサキ
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旬の野菜: さやえんどう、新玉ねぎ
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旬の花: 桐(きり)、芍薬(しゃくやく)
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第三候 竹笋生(たけのこしょうず) 5/15〜20ころ
竹の子がひょっこりと顔を出し始める時期と言われても違和感がありますね。実は、暦の筍はマダケを指しているようです。一方、私たちの食卓でおなじみの孟宗竹は、ひと月早く春の訪れを告げてくれましたね。
竹の子の成長は非常に早く、一晩で数分〜数十分も伸びると言われます。まっすぐに、迷いなく成長する姿に、季節が夏へと加速していく勢いを感じる頃です。
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【生活の知恵】「新緑のパワーを浴びる」 木々が最も青々とする「万緑(ばんりょく)」の季節。週末は山や公園に出かけ、フィトンチッド(樹木が放つ成分)を浴びる「森林浴」がおすすめ。五月の疲れを深い呼吸で癒やしましょう。
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【旬の食べ物】アスパラガス 太陽の光を浴びてグングン伸びるアスパラガスは、疲労回復に効く「アスパラギン酸」が豊富。新生活の疲れが出やすいこの時期、体力を底上げしてくれる心強い味方です。
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旬の魚: キス、シャコ
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旬の野菜: ふき、グリーンピース
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旬の花: 杜若(かきつばた)、野バラ
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季節の楽しみ: 葵祭(京都)、神田祭(東京)、母の日
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